2017年 1月 ~ 4月

なんと、4か月も“出来事”をお送りしていなかったことを大反省しております。言い訳になりますが、ニューヨーク、日本、現地の広報体制が確立され、タイムリーに皆さまへ色々な広報ツールを通じてお送りできており、私から再度お知らせするのもしつこいし・・・と考えあぐねているうちに4か月も経ってしまいました。そこで、この紙面では、日々の広報ツールで取り上げられていない“隠れ出来事”をお送りしていこうかと思っています。(隠れてないですけどね、本当は。)

この4か月で一番のイベントは2周年記念式典でした。式典の模様はすでにウェブ等で紹介されていますが、あえてここでもその模様を紹介しようと思います。やっぱり、2年も経過することができたことには大きな感慨があります。まっさらな何もない土地からの始まりですからね。記念式典というと難しい言葉が並んだスピーチが多くなりますが、それでは形式だけのお祝いになってしまいますよね。そこで、子供たちにも一緒にお祝い気分を満喫してもらいたいと、ちょっとした子供“カーニバル”を開催しました。


スピーチはシンプルかつ心がこもったものでした。上からサイモン・ヤング院長、井津建郎創設者、アンポン・パラミサイ保健局長







アメリカからはたくさんの理事の方々がご参列くださいました。ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)のキャラクター/ジャイディも緊張?(笑)





病院は怖くないんだよ~って聴診器を使って見せてあげたり(写真上)、空気の入った滑り台では大歓声!(写真下)、フランスからの曲芸師さんによるパフォーマンスでみんな大満足です!(写真下)







サラセミア(地中海貧血)って知っていますか?

サラセミアは遺伝性の血液疾患で、赤血球(ヘモグロビン)に異常をきたすことにより貧血症状を起こす慢性的な疾患です。日本では稀ですが、近年は増えてきているとのこと。アフリカや東南アジアでその発症頻度が高く、当院でも頻繁に来院、入院しています。

ラオスでのサラセミア治療 1
日本ではサラセミアは骨髄移植という方法で根治も可能となる疾患ですが、ラオスではその方法が利用できません。技術的にも環境的にもまだその準備ができていないのです。 したがってラオスでは、貧血を改善する輸血を奨励しており、数か月毎に輸血を繰り返すしか方法がありません。 しかし、この唯一の輸血も回数が重なるたびに体内には余分な鉄分が蓄積されてしまい、悪さを起こすのです。そうなれば、さらに病院へ行く回数も増え、終わりのない病気治療との闘いが続くことになります。


これが血中のフェリチンという物質を測定するための器械です


サラセミア治療 2
予防もできない。治療もできない。サラセミアの疾患では、輸血と併せて、度重なる輸血により体内に蓄積した鉄分を排除することが生活の質を向上させるのに不可欠です。 その検査をすることができる器械は現在、首都のビエンチャンにしかないので、血液を飛行機で送らなければなりません。また、適格な治療を提供するにはサラセミアであることを確定するための血液検査や、どのタイプのサラセミアなのかの血液検査がさらに必要となり、その検査代は、患者さんの負担となってしまいます。


輸血をしながら待合所のアニメーションを観る少女


貧血状態はとても身体が疲れます。顔色は青く、歩くのさえもしんどいし、ご飯も食べられないのです。 そして、その貧血を改善するには輸血しかありません。輸血をするととても元気になり食欲も出てくるのですが、輸血は1パック約1,000円で購入しなければなりません。また、常に必要な血液型が揃っているとは限らず、身体だけではなく、精神的、経済的な負担も大きなものとなります。



体内の不要となった血液は脾臓というところで処理されます。サラセミアでは、異常なヘモグロビンがたくさん脾臓で処理されようとしてオーバーロードしてしまいます。その結果、脾臓が大きく腫れてしまった例です。


ピーマイ・ラオ!(ラオ新年)


どこの家へ行ってもビアラオとご馳走がいっぱい!幸せ~!



やっぱり、水かけです!かけてもらって悪いものを落とすから、かける方も遠慮なし!



これはお正月の必需品!携帯や、お金を水かけからちゃんと守ってくれるんです。今年は、ビアラオデザインを購入しました~!






お正月の時には“水物グッズ”がいっぱい売られています。水をかけられてマーメイド~?(笑)


今年もやってきました、お正月!ラオスでもとても大事なイベントです。ただ、日本のようなカウントダウンはなく、いつ何時に新年なのかは誰も知らない3日間・・・という面白い新年です。でも、3日間はひたすら、飲む、食べる、水をかける、踊る、歌う!すっきりして新たな年が始まります。ちょうどLFHCも2周年を迎えた直後のお正月でしたので、気分を引き締めて再スタートですね!


モクモクです


この時期ラオスは、新しい土地作りのために山焼きをして、田植え、種まきの準備をします。どこへ行っても大掛かりな山焼きで、この煤が遠く街中まで飛んできます。空がもや~っとするほどになりますし、洗濯物も煤だらけになってしまいます。 そんな山焼きで逃げ場を失ってしまった大蛇が捕獲されていました!16キロですって!もちろん食します。お値段100ドルは、「やす~い!」とつい叫んでしまいましたが、皆さんはどう思われますか?(笑) 相場が分からないですね。 それにしても、かわいそうに・・・成仏してくださいと手を合わせてさよならしました。



大蛇の丸焼き・・・初めて。重たかったわ



今年もアッという間に半分近くになってしまいました。なのに、『2017年初出来事』とは、大いに反省しなければと思っております。いろんなことに追われてしまう日々はいけないなと思います。じっくりと腰を据えて、残りの2017年を悔いの残らないよう過ごしたいと思います。 ラオス在住3年、まだまだ新しいことがいっぱい日々起きていますものね。満喫せねば! 引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

  フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN 代表
  ラオ・フレンズ小児病院 看護師               赤尾 和美


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