LFHC 小児栄養失調ケア改善プロジェクト


ラオスでは5歳未満の子供のうち44%が発育不良、27%が基準以下の体重であり、6%は、るい痩となっており、ラオス北部地域においては、60%の子供たちが発育不良となっています。季節的な食糧不足、自然災害、乳幼児および幼児の摂食習慣の乏しさ、および単調な食事は、この地域における急性栄養失調(かつ慢性的な栄養失調)の主な原因と言えます。

このような状況を打開するため、ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)では、「ラオス北部地域における小児栄養失調に対するケアの改善」プロジェクトを計画し、2018年3月、公益社団法人日本国際協力財団の「2018年度国際協力NPO助成」に採択され、4月よりプロジェクトを開始しました。

このプロジェクトでは、栄養失調の子供たちに最適なケアを提供できるような活動プログラムを開発し、次世代を担うラオスの医師、看護師、栄養士に専門的な研修を実施して、ラオスにおける栄養失調のケアの質を向上させることを目標としています。2018年は外来での栄養管理と治療に関する研修を実施し、研修を終えたスタッフは、専門家の指導を受けながら、日々、LHFCに訪れる患者の様々な栄養問題の管理を行っています。


また、助成金により、ユニセフが推奨し世界中で使われている栄養失調支援食品RUTFを購入し、家族が栄養失調の子供を自宅で治療する体制を整えることができました。ラオス政府も、現在RUTFを使った地域に合った栄養失調プログラムの拡大計画を進めており、今後も協力体制を強化していく予定です。

2019年も引き続き、公益社団法人日本国際協力財団からの助成を受けられることが決定しました。 今後も、LFHCスタッフへの栄養教育を充実させ、LFHC以外のラオス北部の医療スタッフへ研修を提供することで、ラオスにおける子供の栄養失調に関する治療の情報発信基地としての役割を担えるようなモデル的医療施設へと発展させることを目指しています。

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