LFHC:アウトリーチチームの活躍

2020年06月03日




ラオスでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐため全国的なロックダウン措置が取られたため、国内をはじめ、県内間での交通手段、移動に制限がかけられていました。地域の人々とスタッフの安全を確保するため、ラオ・フレンズ小児病院(LFHC)のアウトリーチチーム(病院内外での患者さんのフォローアップや訪問看護、予防教育等を行うチーム)は、4月と5月の数日間、村や患者さんの自宅を訪問する訪問看護を一時停止しました。とはいえ、継続して、院内外で必要とされる重要な症例の対応を担っていました。

ロックダウン措置の中、アウトリーチチームの活躍によって、ある患者さんの「命を繋いだ」例があります。移動規制の中、手術が必要な患者さんを首都のビエンチャンへ搬送するという、重要な役割を果たしてくれたのです。

生後11か月のChik Chotちゃんは、腎臓を摘出する必要があり、3月に腎摘出手術を受けるためにLFHCの医師によってビエンチャンへ搬送されました。4月上旬に手術を終えてLFHCへ戻ってきたのですが、術後の合併症を引き起こしていました。

通常、患者さんはビエンチャンまでバスで移動します。しかし、ロックダウン措置により、移動の制限がすでにかかってしまっていたため、どのようにビエンチャンまで搬送するか問題になりました。そこで、アウトリーチチームが出した結論は、LFHCの車両を使用して、Chik Chotちゃんと彼の両親を安全にビエンチャンに送り届けることでした。Chik Chotちゃんはビエンチャンで無事に手術を受けることが出来、アウトリーチチームと一緒にルアンパバーンに戻ってきました。先日、Chik Chotちゃんは退院し、順調に回復しています。

困難な状況下の中で、諦めるのではなく、そこにあるあらゆる可能性から最善の答えを導き出すことで、救うことが出来た命です。COVID-19の影響を受けて、これまでのようにいかないこともありますが、Compassionate care(心のこもったケア)の気持ちを忘れずに、最後まで患者さんと家族に寄り添ったアウトリーチチームの今後の活躍に期待したいと思います。



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