診療項目と医療設備 of 特定非営利活動法人フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN

診療項目と医療設備

外来待合室・診察室

アンコール小児病院には1日平均400人、多い日で600人もの患者が訪れます。
外来ではカンボジア保健省の推奨するIMCI(小児疾患統合管理システム)をとりいれたトリアージにより、看護師が事前に外来患者の重症度に優先順位をつけ診察にあたっています。これにより重篤な患者に迅速に対応し効率的に診察しています。

外来患者には保健省からの指示で、登録料として1000リエル(約30円)、再診500リエルを設定していますが、払える人は半分程度で入院や手術代などは無料です。

外来患者にみられる主な疾患は上気道感染、耳鼻感染、下痢、赤痢、寄生虫による感染、外傷などで、雨期にはデング熱の患者さんが増加します。
外来診察室はプライバシーを考慮し、2008年より個別ブースに仕切られるようになりました。

入院施設

内科病棟は26床のベッドを備え、毎月のべで200人ほどが入院しています。
入院患者には粉ミルクや必要な栄養素を補える食糧を支給しています。
入院病棟で見られる主な症例は栄養失調、肺炎、結核、HIV/AIDS感染症、髄膜炎、腎疾患、外傷、雨季にはデング熱などです。

また、手術前後の患者が入院する10床の外科病棟があり、毎月約60人の患者が入院しています。

さらに病気やケガが治っても治療に長期を要し、健康指導の必要な患者のための軽症病棟(10床)もあり、毎月約80人が入院しています。

救急救命室

アンコール小児病院は24時間態勢の救急病院でもあります。

救急で運び込まれる患者さんは毎月400〜600人。 外傷や急性呼吸不全のケースが多く、医師や看護師は24時間態勢で対応しています。

集中治療室(ICU)は5つのブースに仕切られ、毎月60〜70人を治療しています。

外科手術室

外科部門では、これまで各国のボランティアチームが多数訪れ、技術指導を行ってきた結果、2009年にはじめてカンボジア人スタッフのみで心臓手術を行うことができました。

手術室では毎月130件前後の手術が行われています。

歯科/眼科治療室

小児歯科と眼科の診療項目のある病院は市内には他になく、アンコール小児病院の特徴でもあります。

カンボジアでは歯の健康管理が一般的でなく、悪化して来院する患者が多く見受けられます。歯科の患者は毎月平均800人を超えています。

眼科の主な疾患は目の外傷、結膜炎、緑内障などさまざまで、毎月の患者は平均400人。20〜30件の眼科手術も行っています。

さまざまな取り組み

訪問看護プログラム

HIV/訪問看護プログラムでは月に250件前後、治療を受けた後に家庭でのフォローアップが必要な患者さんを定期的に訪問するとともに、患者の家族に看病の方法などについて指導しています。
アンコール小児病院には、農村部に住み、交通手段を持たないなど、通院が困難な患者さんも多く見受けられます。

また、訪問看護プログラムは2004年から、非営利団体<ケア・インターナショナル>と<米国国際開発庁(USAID)>から資金援助を頂けるようになり、活動の幅が広がりました。

HIV/エイズプログラム

HIVプログラムではエイズ検査、治療、訪問看護、患者とその家族や一般の人に対するエイズの知識教育などを行っています。治療にあたっては非営利団体<国境なき医師団>からHIV/エイズ感染者に投与するための薬をご寄付頂いており、子どもたちに投与しています。
また、エイズ患者の雇用支援(PLWHA)にも積極的に取り組み、カウンセラーとして女性スタッフを雇用し、エイズ教育などに活躍してもらっています。各地域にある政府運営の保健センターの機能を充実させて、地元の人にもっと利用してもらうために、CBHEPスタッフが保健センター職員に対して医療教育や運営指導、助産婦トレーニング等を行ったり、センター職員の地域巡回診療・保健教育活動を指導しています。

救急救命処置ワークショップ

シェムリアップ近郊のホテル従業員、孤児院指導員、ツアーガイドなどを対象に、無料で応急手当のトレーニングを行っています。実施したホテルや旅行社には募金箱の設置や寄付の協力をいただき、相互協力関係を築いています。

孤児院医療援助プログラム

シェムリアップ近郊の孤児院の子どもたちにカルテを作成して身体検査を行い、歯みがきや健康管理の指導をしています。また、必要に応じて文具や食料も提供しています。

移動歯科・眼科診療 

シェムリアップ州からの要請もあり、小学校や地方保健センターでの歯科診療および歯磨き指導をしています。同じく眼科も移動診療を行っています。  

サテライトプロジェクト

アンコール小児病院サテライトクリニック

アンコール小児病院が政府管轄の郡病院の小児科部門を直接指導・運営します。
これにより、地方でも同様の治療が受けられ、アンコール小児病院に集中していた患者を分散させ、遠い道のりをやってくる間に病状が悪化するケースを防ぐことができます。 また、小児科スタッフの運営・診療に接することにより、郡病院の他の部門のスタッフの意識や医療レベルの向上にもつながり、既存の施設を使用することで、設備費用を大幅に削減することができます。
最初のサテライトクリニックとして、2010年2月、ソトニコム郡立病院にクリニックがオープンしました。今後はシェムリアップ州のそのほかの郡病院にもサテライトプロジェクトを展開していく計画です。




image001.gifJustGiving Japan


なんとかしなきゃbtn_mdgs.png


赤尾看護士の今月の出来事

アンコール小児病院

理念と病院情報

・アンコール小児病院の理念
・患者統計、患者数推移
・会計報告
・スタッフ紹介
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アンコール小児病院の医療

・診療項目と医療設備
・さまざまな取り組み
・サテライトプロジェクト
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医療教育について

・教育病院としてのアンコール小児病院
・医療教育センター
・教育プログラムの紹介
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地域医療支援・保健教育(CBHEP)

・CBHEPについて
・地域医療支援の説明
・保健教育の説明
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フレンズ・センター

・フレンズ・センター
・輸送ボランティアのお願い
・現地での輸血ご協力のお願い
・アンコール小児病院の取材について
・カンボジア情報
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